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■ リモコンドアロックのアンサーバック

リモコンドアロックのロック、アンロックに連動してハザードランプを点滅させる機能を追加することにしました。

準備

ドアコントロールレシーバーはメーターパネルの右手奥に10mmのボルト1本で固定されています。

レシーバ/ドアコントロール

ドアコントロールレシーバーのコネクタ(E112)からは下図の信号が取り出せます。

コネクタ

 

端子 名称 説明
1     空き端子
2 +B 青/黒 ECU-B系電源(10A)
3 IG 赤/青 ECU-IG系電源(5A)
4 UL 青/黄 通常は12VでリモコンのUNLOCKを押している間0Vになります。正確にはPWR系電源(30A)にドアロックコントロールモーター用リレーを介して接続されておりUNLOCK時にコントローラ内でGNDに落としているようです。
5     空き端子
6 L 青/白 通常は12VでリモコンのLOCKを押している間0Vになります。正確にはPWR系電源(30A)にドアロックコントロールモーター用リレーを介して接続されておりLOCK時にコントローラ内でGNDに落としているようです。
7     空き端子
8 KSW 青/黒 キーアンロックウォーニングスイッチ
9 GND 白/黒 GND
10 LSWD ドアロックがロックされていると12V、ロックされていないと0Vになります。
11     空き端子
12 CTY 赤/黒 ダイオード(ドアカーテシ)

ULまたはL端子がGNDに落ちたのを検出してハザードをコントロールすればよさそうです。
この信号は運転席右下のインストルメントパネルJ/Bの下にちょこっと見える白いコネクタ(イL)の13番(青/白)、11番(青/黄)にもあります。
下図はドアコントロールレシーバー周辺の回路です。

ドアコントロール回路

一方ハザード側はフロントターン、サイドターン、リアターンランプへの配線が左右別々に束ねられてハザードスイッチのコネクタまできています。

ハザードスイッチ

端子 名称 説明
1      
2      
3      
4      
5 LH 緑/黒 ターンシグナルLH
6 RH 緑/黄 ターンシグナルRH
7 +B 緑/赤 フラッシャーリレー用電源
8 BAT HORN・HAZ系電源(15A)
9 L 緑/白 フラッシャー制御出力
10 IG TURN系電源(10A)

ハザードスイッチ周辺の回路は以下のようになっています。

ハザード回路

LH、RHをHORN・HAZ系電源に接続すればターンシグナルが点灯します。ここにリレースイッチを入れ点滅するようにコントロールします。

設計

コントローラにPICマイコンを使い下図のような回路を考えました。
ULまたはL端子信号のレベル変換にフォトカプラを使いました。発光側は10数mAも流してあげればいいので1kΩの抵抗で+B(常時接続電源)に繋ぎます。受光側はコレクタ電流として数mA流せばいいので同じく1kΩで5Vに繋ぎます(PICのポートBはweek pull-up機能もありますがここで使うにはちょっと電流が少なすぎます)。
電源は5Vレギュレータ(100mAタイプ)一発です。消費電力が10mW程度と極端に少ないのでロスは気にしません。
信頼性については取り付け時の逆接続防止くらいしか考えていません。サージでレギュレータがラッチアップ起こすようであれば対策回路を入れます。部品も寄せ集めで動作温度を考慮していません。ダッシュボード内で真夏の高温に絶えられるかどうか。

回路図

アンサーバック回路

部品リスト

品名 Ref. メーカー/型番 仕様 数量 単価 購入先
抵抗 R1,R2,
R3,R4
  1kΩ 4   秋月電子
抵抗 R5   10kΩ 1   秋月電子
電解
コンデンサ
C1,C2   100μF
/25V
2   秋月電子
セラミック
コンデンサ
C3   0.1μF 1   秋月電子
ショットキー
ダイオード
D1,D2,
D3
PANJIT/1S3 30V, 1A 3 30 秋月電子
トランジスタ Q1 三洋/2SD1853   1 30 千石電商
フォトカプラ IC1 東芝/TLP521-2   1 80 千石電商
5V
レギュレータ
IC2 新日本無線/
NJM2930L05
  1 100 秋月電子
マイコン IC3 Microchip/
PIC16F84A
  1 380 秋月電子
ICソケット IC3   18P DIP 1 10 秋月電子
セラロック X1 村田製作所/
CST10.0MTW
10MHz 1 40 秋月電子
ミニパワー
リレー
L1 オムロン/
MY2 DC12
2回路
5A
1 670 千石電商
基板   AE-2G ガラエポ
95x72mm
1 200 秋月電子

プログラム

ロック信号で2回、アンロックで3回点灯させます。
点灯時間0.2秒、消灯時間0.5秒としました。
RB0(LOCK)がGNDに落ちているかどうか確認し、チャタリング防止のためGNDなら100msec後にもう一度確認し、まだGNDならリレーを動作させます。RB0→RB1(UNLOCK)の順でスキャンします。
PICマイコンはICソケットに挿していますので気が変わったら抜いてプログラムを書き換えます。

ANSBAC11.EXE(27KB)

フォローチャート

製作

蛇の目基板に手配線しました。PICと電源回路はすぐ交換できるようにAKI-PICユニバーサルボードを使いICソケットに挿しています。リレーの端子は熱収縮チューブで絶縁しています。
消費電流は2.7mA程度です。

メイン基板リレー

取り付け

下調べのおかげでスムーズに取り付けできました。結線はすべて配線コネクタです。固定には結束バンドを使いました。
インストルメントパネルはビス2本、コンビネーションメーターは3本外すだけなので取り外しはそんなに手間ではありません。

リレー メイン基板

動作確認

ロック、アンロック信号に結線する前に信号線をGNDに落としてマイコンの動作とハザードの点滅を確認しました。すべて結線が終わってドアを閉じリモコンでロック、アンロックして動作を確認しました。

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